つけっぱなしピアスのメリット・デメリット
「毎朝つけ替えなくていい」。つけっぱなしピアスの価値は、ひとことで言えばそこです。ただし、どんなピアスでもつけっぱなしにできるわけではありません。良いことと、正直に不利なことの両方を書きます。
メリット
① 朝の手間が消える
小さなことに見えて、毎日のことです。キャッチを探す、落とす、探す。その往復がなくなります。
② 紛失が減る
ピアスをなくすのは、多くが外しているときです。洗面台に置いて流す、バッグの中で失くす。外さなければ、その場面自体がなくなります(→落とさない工夫)。
③ ホールへの刺激が減る
意外に思われますが、頻繁な抜き差しのほうが穴には負担です。毎日抜き差しすると内側の皮膚をこすり、落ち着きにくくなることがあります。
④ 寝ても痛くならない(構造次第)
これはピアスの形によります。耳の後ろにキャッチが出っぱる形だと、横向きになったときに食い込みます。裏が平らなフラットバックなら、それが起きません(→寝るときつけたまま)。
デメリットと、その対処
① 皮脂や汚れがたまる
これは事実です。外さないということは、洗う機会が減るということです。
対処は簡単です。入浴時にそのまま洗い流し、やわらかい布で拭く。週に一度ぐらい外して洗えば、それ以上のことは必要ありません(→お手入れと保管)。
② 素材によっては肌に負担がかかる
つけっぱなしは、金属が肌に触れ続けるということです。溶け出しやすい金属だと、その時間がそのままリスクになります。
つけっぱなしにするなら、素材の基準は上がります。チタンは溶け出しがとても少なく、金属アレルギーが起きにくいとされます(→なぜなりにくいのか)。
③ 緩んで落ちることがある
押し込むキャッチは、寝ているあいだの振動で少しずつ緩みます。気づかないうちに落ちている、というのがこの形の弱点です。
内ネジ式はポストの中のネジで固定するので、振動だけでは緩みません。ただし完全ではないので、ときどき軽く確かめてください(→内ネジ式とは)。
④ デザインを毎日変えられない
これは対処のしようがないデメリットです。毎日違うピアスを楽しみたい方には、つけっぱなしは向いていません。
だからこそ、どんな日にも合うものを選ぶのが大事になります。仕事でも休日でも浮かない大きさかどうかで選んでください。
つけっぱなしに向く条件
上のデメリットを逆に読むと、条件は3つになります。
- 溶け出しにくい素材:チタン。Rozeaはインプラントグレード(ASTM F136)
- 引っかからない構造:裏が平らなフラットバック
- 緩みにくい留め方:内ネジ式
さらに、ポストの太さが16G(約1.2mm)あると、穴の中で軸がぐらつかず、飾りが回ってしまうことも起きにくくなります(→つけっぱなしOKなピアスの選び方)。
向いている人・向いていない人
正直に書くと、全員にすすめるものではありません。
向いている方
朝が忙しい、運動する、小さな子どもがいる、仕事中に手が離せない。そして、ピアスを外すのが面倒だと感じている方。
向いていない方
毎日違うデザインを楽しみたい方。まだホールが安定していない方(→安定するまでの期間)。
よくある質問
Q. 何日つけっぱなしで大丈夫ですか?
A. 気にならなければ日数の上限はありません。ただし週に一度ぐらい外して洗うと、清潔に保てます。
Q. シャワーやプールはそのままでいいですか?
A. シャワーはそのままで大丈夫です。プールや温泉は別記事にまとめました(→温泉・サウナ・プール)。
Q. つけっぱなしだとホールが広がりませんか?
A. 重いピアスを長時間つければ、穴が縦に伸びることはあります。軽いものを選んでください。
つけっぱなしできるフラットバックピアスはこちら。構造の話はフラットバック完全ガイドにまとめています。



