フラットバックピアス完全ガイド

フラットバックピアスの、すべて。

つけっぱなしできる上品なフラットバック(ラブレット)ピアス。基本の構造から、素材・付け方・お手入れ・選び方まで、知りたいことをこの1ページにまとめました。

フラットバックピアスとは。耳の裏に出る部分が平らな円盤になっているピアスです。キャッチ(留め具)がなく、ポスト(軸)の中のネジで留めるので、耳の後ろに突起ができません。

だから、つけたまま眠れて、髪や衣類に引っかかりにくい。枕に当たっても痛くならず、運動しても外れにくい。「毎晩外す」「キャッチが耳の後ろに刺さる」という悩みが、構造そのものからなくなります。

Rozeaは、ポストの太さ16G(約1.2mm)、素材はインプラントグレードのチタン(ASTM F136)。金属アレルギーが起きにくいとされる素材です。

構造

フラットバックピアスは、2つの部品でできています。

ポスト(軸)は、耳を通る棒の部分です。片方の端に平らな円盤がついていて、これが耳の裏側にあたります。もう片方の端には、ネジ穴が切ってあります。

トップ(飾り)は、耳の前に出る石やモチーフの部分です。裏側にネジが立っていて、これをポストにねじ込んで留めます。

ふつうのピアスは、軸の先にキャッチをはめて留めます。だから耳の裏に必ず突起ができます。フラットバックは、その突起がありません。ここが唯一にして最大の違いです。

もともとはボディピアスの分野で、衛生と安全のために生まれた形です。おしゃれのために作られた形ではありません。それが「つけっぱなしにできる」という価値に変わって、耳たぶにも使われるようになりました。

何が変わるか

寝るとき。耳の裏が平らなので、枕に当たっても痛くありません。横を向いて寝ても、キャッチが耳に食い込みません。毎晩外して、朝また入れる——この繰り返しがなくなります。

髪をとかすとき。出っぱりがないので、髪がひっかかりません。マフラーやニットの脱ぎ着でも同じです。

運動するとき。ネジ式なので、汗や振動で外れません。ヘッドホンやヘルメットの下でも当たりません。

なくさない。ピアスをなくす場面でいちばん多いのは「外すとき」と「寝ているあいだ」です。外さないピアスは、その両方が起きません。

ホールへの負担。内ネジ式は、穴を通る部分にネジ山が出ていません。なめらかな軸が通るので、入れるときにホールを傷つけにくい構造です。

選ぶときに見る4つ

① 土台の素材。いちばん大事です。毎日つけるなら、汗で金属が溶け出しにくいものを選んでください。チタンはニッケルを含まず、医療の分野でも使われる素材です。「ニッケルフリー」「医療用」という表記には法的な定義がないので、素材名そのものを見てください。

② ゲージ(軸の太さ)。いま開いているホールに合わせます。16G=約1.2mm、18G=約1.0mm。日本の一般的なピアスは0.7〜0.9mmなので、16Gは少し太めです。太いほうが穴の中で動かず、安定しやすい。ただし細い穴には入りません。

③ ポストの長さ。耳たぶの厚みに合わせます。標準は6.5mm、厚めの方は8mm。短すぎると夕方に締めつけられ、長すぎると軸が穴の中で動きます。迷ったら6.5mmです。

④ ネジの方式。内ネジ(インターナル)は、ポストの中にネジ穴があり、トップ側にネジが立っています。外ネジ(エクスターナル)は逆で、ポストの先にネジ山が出ています。穴を通る部分がなめらかなのは内ネジのほうです。Rozeaは内ネジです。

付け方は3手順

1. トップを反時計回りに回して外し、ポストだけにします。

2. ポストを耳の裏から差し込みます。平らな円盤が耳の裏にあたり、軸が前に出てきます。

3. 前に出た軸に、トップを時計回りにねじ込みます。締めすぎないでください。外れない程度で十分です。

最初の一回は「穴に入らない」「トップが掴めない」でつまずくことがあります。慣れれば数十秒ですが、不安な方は装着ツールを使うと確実です。

弱点も書いておきます

いいところだけではありません。

着けるのに慣れが要ります。耳の裏から入れるので、最初は鏡を見ながらでも手こずります。

トップが小さい。落とすと見つかりにくいので、洗面台の上など排水口の近くでは扱わないでください。

ゲージが太め。16Gなので、細いホールにはそのままでは入りません。

毎日デザインを変えたい人には向きません。つけ替えに手間がかかるぶん、「ずっと同じものをつける」使い方に向いた形です。

よくある質問

Q. 本当につけたまま寝られますか?
裏が平らなので枕に当たっても痛くなりにくく、ネジ式で外れません。ただしホールが安定していることが前提です。

Q. お風呂はそのままで大丈夫ですか?
チタンはさびにくい素材です。洗い流して拭いてください。温泉の成分によっては変色することがあるので、成分表示を確認してください。

Q. 金属アレルギーでも使えますか?
チタンは反応が起きにくいとされる素材です。ただし、誰にも起きないとは言えません。心配な方は皮膚科でパッチテストを受けてください。

Q. 軟骨にも使えますか?
使えます。軟骨は塞がりやすいので、むしろ外さなくていい形が向いています。

Q. トップだけ買い足せますか?
ネジの方式(内ネジ/外ネジ)とゲージが合えば使えます。メーカーによってネジの規格が違うことがあるのでご確認ください。

Q. ピアスを開けたばかりでも使えますか?
ホールが安定してからにしてください。耳たぶで1〜3か月、軟骨で半年〜1年が目安です。

基本を知る

素材・構造

付け方・お手入れ

選び方

シーン別

はじめての1本に

Pure Stud(一粒CZ)
どの組み合わせにも入る定番。最初の1本にも、あと1本足したいときにも。

Luna Pearl(一粒パール)
軽くて水に強いアクリルパール。きちんとした場にも合います。

Stella Stud(星の弧)
ホールがひとつでも、耳の縁に沿って長さと動きが出ます。

初めてで「穴に入らない」が心配な方は、装着ツールセットもどうぞ。穴を探さずに通せるガイド棒と、小さなトップをつかむグリップの2点です。


コレクションを見る | 選び方ガイド